IL DEVU リサイタル

  BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月30日



  IL DEVU リサイタル

 国内外の第一線で活躍するオペラ歌手、大槻孝志、望月哲也、青山貴、山下浩司とピアニストの河原忠之のユニット、美しく、ふくよかな男声アンサンブルによる名曲の数々


 アヴェ・マリア K.554               モーツアルト作曲

 ミサ曲 「永遠のキリストの恵み」からキリエ    パレストリーナ作曲

 わが肌は黒けれど                    カザルス作曲

 思い出させたまえ聖母マリアよ              カザルス作曲

 「レクイエム」からああイエスよ アンドリュー・ロイド・ウエーバー作曲
                        ジョン・レヴィット編曲

 ユリとバラの花を                ボブ・チルコット作曲

 ダニー・ボーイ                 アイルランド民謡作曲
                         ボブ・チルコット編曲

 おぼろ月夜                       岡野貞一作曲
                         ボブ・チルコット編曲

 夢みたものは                      木下牧子作曲

 ロマンチストの豚                    木下牧子作曲

 さびしいカシの木                    木下牧子作曲

 オール・バイ・マイセルフ           エリック・カルメン作曲

 ネッラ・ファンタジア            エンニオ・モリコーネ作曲

 ぜんぶ                         相澤直人作曲

 マイ・ウェイ      ジャック・ルヴォー&クロード・フランソワ作曲

 <演奏>
               テナー:   大槻孝志
               テナー:   望月哲也
               バリトン:   青山貴
               バス/バリトン山下浩司 
               ピアノ:   河原忠之

 [収録:2012年4月18日/白寿ホール]

  
  大槻孝志
 東京芸術大学卒業。東京芸術大学大学院ソロ科修了。
 二期会オペラ研修所マスタークラス修了。終了時に優秀賞ならびに奨励賞を受賞。
 シュトゥットガルト音楽大学リート科やイタリアに留学。
 2004年ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団来日公演「アイーダ」伝令役で名歌手のF・コソットら外人ソリストと共演しその資質に高い評価を受けた。2004年日生劇場オペラ公演「後宮からの逃走」ペドリロ。2005年新国立劇場小劇場公演レオンカヴァルロ作曲「ザザ」アウグスト&マルコ、2006年新国立劇場小劇場公演ヘンデル作曲「セルセ」タイトルロール。「フラ・ディアヴォロ」以後も新国立劇場主催公演「西部の娘」郵便屋、「ファルスタッフ」バルドルフォ、「軍人」ビルツェル等立て続けに出演。2005年国際セルバンテス音楽祭(メキシコ)に「夕鶴」公演に与ひょうで参加、地元紙に連日報道されるなど人気を集めた。2007年サイトウ・キネン・フェスティバル「スペードの女王」チャプリッキー。また2008年コンヴィチュニー演出東京二期会公演「エフゲニー・オネーギン」レンスキーで出演、恵まれた美声と堅実な役作りと歌唱は次世代を担う歌手として多いに期待されている。二期会会員。

  望月哲也
 1973年生まれ。聖徳大学兼任講師。東京都府中市出身。2007年に87歳で亡くなった国際的なテナー歌手、エルンスト・ヘフリガー最晩年の愛弟子の一人である。
 東京都府中西高等学校を卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科に進み、東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ科修了。大学在学中に安宅賞、松田トシ賞受賞。また、NTTドコモより奨学金授与。その後、二期会オペラスタジオに入所、終了時に最優秀賞を受賞。その他、第35回日伊声楽コンコルソ第3位、第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位、第70回日本音楽コンクールオペラ・アリア部門第2位入賞など。
 これまでに「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」「こうもり」「椿姫」「愛の妙薬」等に出演。2002年には小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトに参加し、「ドン・ジョヴァンニ」(演奏会形式)のドン・オッターヴィオ役で出演、また、二期会公演「ポッペアの戴冠」ではネローネ役を演じる。2004年7月の二期会公演「ドン・ジョヴァンニ」(宮本亜門演出)でも聴衆を魅了した。レパートリーは、通常のオペラ・声楽作品にとどまらず、宗教音楽の分野でもその活躍は目覚ましい。彼の師匠であるエルンスト・ヘフリガーは生前、エヴァンゲリストは歌手として世界的な名声を得ていたが、望月も師匠に倣って、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」のエヴァンゲリストや、ヘンデル「メサイア」ベートーベン「ミサ・ソレムニス」等の公演にも多数出演し、聴衆を魅了している。ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団等、著名な指揮者・オーケストラとの共演も多い。二期会会員。                                                                      青山 貴
 東京都出身。都立中西高校、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に第9回松田トシ賞受賞。同大学院修士課程オペラ科修了。第47回、第50回藝大メサイア公演。宮内庁主催桃華楽堂演奏会に出演。
 オペラでは1999年藝大定期「コシ・ファン・トゥッテ」グリエルモ役、第10回藝大オペラプロジェクト「ラ・チェネレントラ」ダンディー二役、東京室内歌劇場「魂と肉体の劇」忠告役、新国立劇場オペラ研修所公演「魔笛」パパゲーノ役、同じく「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵役、同じく「こうもり」ファルケ役で出演。2003年には新国立劇場「ホフマン物語」ヘルマン役で出演した。
 コンサートでは、第18回台東区民「第九」、藝大定期ヴェルディ「レクイエム」、同じくモーツアルト「レクイエム」、その他フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「ロ短調ミサ」、「マタイ受難曲」(イエス、バスソロ)」、ブラームス「ドイツレクイエム」、オルフ「カルミナブラーナ」等のソリストを務める。
 二期会オペラスタジオ第44期マスタークラス修了。終了時に最優秀賞受賞。川崎静子賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第4期生修了。大久保省三、鈴木寛一等に師事。二期会会員。 
  山下浩司
 山梨県笛吹市出身。国立音楽大学卒業。同大学院歌曲専攻修了。
 その後オーストリアのザルツブルク及び、ウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。
 第9回日本モーツアルト音楽コンクール第1位。第7回J.S.G.国際歌曲コンクール第3位。
 オペラでは小澤征爾音楽塾プロジェクト「こうもり」、「ラ・ボエーム」、「セビリアの理髪師」の演目で日本各地及び中国の天津・上海での特別演奏会に出演する。サイトウキネン・フェスティバル松本「ヴォツェック」、「スペードの女王」。東京のオペラの森「エレクトラ」、「オテロ」、「タンホイザー」。東京室内歌劇場・別宮貞雄作曲「井筒の女」。東京二期会「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」、「魔笛」、「カプリッチョ」。新国立劇場「魔弾の射手」、「ムツェンスクのマクベス夫人」等、注目の公演に出演し好評を得る。共演した指揮者は小澤征爾、若杉弘、沼尻竜典、高関健、金聖響、U.シルマー、M.ホーネック、D.エッティンガー他、演出家は栗山昌良、宮本亜門、R.カーセン、P.ムスバッハ、C.ミーリッツ、J.ローウエルス他。
 ドイツ歌曲においても豊富なレパートリーを持ち、日本各地で演奏会に出演する。
 また、バッハ「マタイ受難曲」、モーツアルト「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、ベートーベン「交響曲第九番」など、宗教曲及びコンサートのソリストとしても活躍している。国立音楽大学専任講師。二期会会員。
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パノハ弦楽四重奏団 演奏会

    BSプレミアム クラシック倶楽部  2012年5月29日



  パノハ弦楽四重奏団 演奏会


 1.弦楽四重奏曲ト長調作品8第2        (フィビヒ作曲)

 2.弦楽四重奏曲ヘ長調作品96「アメリカ」 (ドボルザーク作曲)


           パノハ弦楽四重奏団

      第1バイオリン:    イルジー・パノハ
      第2バイオリン: パヴェル・ゼイファルト
      ビオラ    :ミロスラフ・セフノウトカ
      チェロ    : ヤロスラフ・クールハン


      [収録:2009年12月5日,トッパンホール]

  パノハ弦楽四重奏団
 パノハ弦楽四重奏団は弦楽器王国ともいうべきチェコの誇る、代表的な弦楽四重奏団。往年のスメタナ弦楽四重奏団の育ての親であるヨゼフ・ミッカの弟子達によって結成され、1971年に正式に活動を開始。以後1975年のプラハでの国際弦楽四重奏コンクールにおいての優勝を皮切りに、ヨーロッパ全土、アメリカ、カナダ、日本、イスラエル他においても定期的に演奏会を行ない、エジンバラ、ザルツブルク、プラハ等の国際フェスティヴァルに参加している。
 録音にも積極的で、そのレコードは多くの賞を受賞。特に1983年にはメルティヌーの弦楽四重奏曲第4番、第6番の録音に対してパリでアカデミーシャルル十字勲章を受賞している。ドヴォルジャーク、スメタナ、マルティヌー、ヤナーチェクなどのチェコの音楽に重点をおいて活動しているが、広範囲にわたる彼らのレパートリーにはハイドン、モーツアルト等のウィーン古典派やロマン派の作品、そしてバルトーク、ショスタコーヴィチといった近・現代の作曲家までも含む。
 パノハ弦楽四重奏団は現代の世界の有力カルテットの多くと同様、切れ味のよいアンサンブルの呼吸の持ち主であるが、その響きは現代風の冷たいタッチとは一線を画し、ボヘミア独特の練り絹の手触りのようなしなやかな感触があるのが大きな特徴である。1980年に初来日し、その後も来日を続け、近年では草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに毎年出演。舞台に上がるたび、完璧な技巧と温かみ溢れる音色で聴衆を魅了している。

  イルジー・パノハ
 1950年、クラドノ生まれ。8歳よりバイオリンを始め、10歳でオーケストラと共演してデビュー。12歳でブラティスラヴァの背年創作活動コンクールに優勝、翌年からミッカに師事。1966年から1972年までプラハ音楽院に在学。はじめに三重奏団を結成したが、1968年にパノハ弦楽四重奏団を結成。独奏者としては1969年のチェコ文化省主催独立50周年記念コンクールに優勝し、国内外でおおくのリサイタルを行なった。さらにプラハ音楽院学生室内オーケストラのコンサートマスターとしても卓抜な才覚を示し、1972年に西ドイツで行なわれたカラヤン主宰の室内オーケストラのコンクールで第1位金賞を獲得、さらにカラヤンの指揮のもとに行なわれたコンサートマスターのコンクールでも優勝。1972年からプラハ音楽アカデミーでスメタナ弦楽四重奏団のアントニン・コホウトに師事。研鑽を重ねる。

  パヴェル・ゼイファルト
 1952年、プラハ生まれ。2歳の頃から天才的な音楽性をあらわし、歌を楽しみながら、音楽学校のピアノ・クラスに入学。あるとき聴いたパノハのバイオリンに衝撃を受けて、11歳でバイオリンを始め、1967年から1972年までプラハ音楽院に在学、パノハと同じくチャペク、ミッカに師事し、1968年からパノハ弦楽四重奏団に参加、1972年から1977年までマでプラハ音楽アカデミーで学ぶ。多多才なゼイファルトは13歳でテレビ番組の主役を演じたが、パノハの三重奏団が弦楽四重奏団に拡大されるとき、ミッカの説得で第2バイオリン奏者となり、現在に至る。

  ミロスラフ・セフノウトカ
 1952年プラハ生まれ。7歳からバイオリンを始める。その後ミッカの勧めでビオラを始め、普通中学・高校に通いながらボミール・マリーに師事。卒業後、1970年から1977年までプラハ音楽アカデミーでスメタナ弦楽四重奏団のミラン・シュカンに師事。病気で辞めたフルージュの後を受けて、1971年以来パノハ弦楽四重奏団の一員となる。

  ヤロスラフ・クールハン
 1950年、チェスケー・ブジェヨビツェ生まれ。11歳から本格的に音楽を学ぶ。R.ビーザにチェロの手ほどきを受けた後、1966年からプラハ音楽院で学ぶ。在学中は、室内オーケスラのソロ・チェリストとして活躍し、1968年からパノハ弦楽四重奏団に参加、1972年からはプラハ音楽アカデミーに進む。チェコ・フィルのヨセフ・ネコラのもとで室内楽を学び、プラハ音楽院、音楽アカデミーを通じてヨセフ・フッフロに師事。
                     
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魅惑のイタリアン・テノール ジョヴァン二・ボッタ

  BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月28日



  魅惑のイタリアン・テノール ジョヴァンニ・ボッタ


 イタリアを代表する美しい歌ベルカントの数々「セビリアの理髪師」から「もうわたしにさからうな」(ロッシーニ)ほか ジョヴァンニ・ボッタ(テノール)

 叱責
 旅立ち
 踊り
 約束
 ゴンドラに乗って
                    ロッシーニ作曲

 君なんかもう
 かわいい口もと
 マレキアーレ
 最後の歌

                     トスティ作曲

 歌劇”セビリアの理髪師”から”もうわたしにさからうな”
                    ロッシーニ作曲

 歌劇”連隊の娘”から”ああ友よ、なんという幸せな日だ”
                   ドニゼッティ作曲

 つれない心             カルディルロ作曲

            テノール:ジョヴァンニ・ボッタ
            ピアノ:ラファエレ・ナルデッラ

  [収録:2010年7月18日、19日]

  ジョヴァンニ・ボッタ
 ナポリ生まれ。同地のマイエッラ・サンピエトロ音楽院で15歳より声楽とピアノを学ぶ。その後、ミラノでロックウェル・ブレイク、ジャンルルイジ・ジェルメッティ、フランカ・オスティーニのもとでロッシーニのレパートリーを専攻する。1998年よりイタリア国内のフェスティバルやコンクールで歌手としての活躍を開始し、同年コモ、マントヴァ、ベルガモ、パヴィーアにて、夏にはエクサン・プロヴァンス音楽院にて「チェネレントラ」ドン・ラミーロ役にデビュー、その後パリ、ルーアンでも歌う。また、ドルとレヒトのファスティバルにてドニゼッティの「ヴィーヴァ・ラ・マンマ」のドイツ人テノール、チェントでの「絹のはしご」のドルヴィルを演じる。また、ドイツ・ヴィルトバートのロッシーニ・オペラ・フェスティバルでは、グローリア・ミサを歌う。2001年はリヨン・アレーナ・フルニエの「セビリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、ペーザロ・ロッシーニ・ファスティバルの「ランスへの旅」ベルフィオーレ、2002年は再びリヨン国立オペラのプロダクション「秘密の結婚」バオリーノ、ペーザロ・ロッシーニ・フェスティバルのファルサ「三人の夫」、「うり二つの錯覚」にテノールの主役として出演する。今後もイエージ、カメリーノ、マントヴァの共同制作による「セビリアの理髪師」アルマヴィーア伯爵、さらに2003年同役でフランクフルト・オペラとローマ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場で「ランスへの旅」ベルフィーレ、2004年にはフィレンツェのテアトロ・コムナーレ「夢遊病の女」エルビーノに出演が決まる。今回が初来日となる期待の若手テノールである。
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特選オーケストラ・ライブ N響「第9」演奏会2011

   特選オーケストラ・ライブ 2012年5月27日



  特選オーケストラ・ライブ N響「第9」演奏会2011


 交響曲 第9番 二短調作品125「合唱つき」    ベートーベン作曲

        管弦楽:NHK交響楽団
        指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
        ソプラノ:安藤赴美子
        アルト:加納悦子
        テノール:福井敬
        バリトン:福島明也
        合唱:国立音楽大学

  [収録:2011年12月22日/NHKホール]


  スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
 1923年生まれのポーランド出身の指揮者、作曲家。
 ポーランドのルヴフ(現ウクライナ)生まれ。4歳でピアノとバイオリンを始め、7歳でオーケストラのための作品を作曲したという。11歳でピアニストとしてリサイタルを開き、13歳でベートーベンのピアノ協奏曲第3番を弾き振りするなど、神童ぶりを発揮した。しかし、第二次世界大戦中の1941年、ドイツ軍の空襲によって自宅の壁が崩れて手を負傷したため、ピアニストの道を断念。以後、作曲と指揮に専念するようになる。
 1946年にブロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の、1949年にカトヴィツェ・フィルハーモニー管弦楽団の、1954年にクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団の、それぞれ指揮者を務める。1956年、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。同年、ローマの国際指揮者コンクールに優勝。1958年には、ジョージ・セルから招かれて渡米。クリーブランド管弦楽団を指揮してアメリカデビューを果たす。
 その後も名称として活躍し、1960年〜1979年ミネアポリス交響楽団(現ミネソタ管弦楽団)音楽監督。(現在桂冠指揮者。)1984年〜1991年、イギリスのハレ管弦楽団(マンチェスター)首席指揮者。1994年からザールブリュッケン放送交響楽団(現ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)の首席客演指揮者を務める。2007年4月〜2010年3月、読売日本交響楽団第8代常任指揮者を務め、2010年4月から同団桂冠名誉指揮者。
 2011年5月には病気療養のためキャンセルした小澤征爾の代役として25年ぶりにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立ち、聴衆はもとより楽団員からも絶賛された。
 日本では、NHK交響楽団と読売日本交響楽団、さらに札幌交響楽団に客演している。
 現在はアメリカ国籍を取得し、アメリカ・ミネアポリス市在住。
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ペーター・レーゼル ピアノ・リサイタル

   BSプレミアム クラシック倶楽部 2011年12月30日


   ペーター・レーゼル ピアノ・リサイタル


 1.ピアノ・ソナタ第16番ト長調作品31第1

 2.ピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53「ワルトシュタイン」

 3.7つのバガテル作品33から第2曲
                 (以上ベートーベン作曲)


        ピアノ:ペーター・レーゼル


     [収録:2009年10月2日,紀尾井ホール]

  ペーター・レーゼル
 1945年、ドイツのドレスデン生れ。生地のドレスデン音楽大学で学んだ後、モスクワに留学しモスクワ音楽院でドミトリー・バシキーロフとレフ・オボーリンに師事。1966年のチャイコフスキー国際コンクールに出場し6位に入賞したほか、1968年にはモントリオール国際ピアノコンクールで2位に入賞。現在はドレスデンに在住し、母校のドレスデン音楽大学で教鞭を取っている。
 これまでに5つの全ての大陸の40以上の国々で演奏を行っている。共演した著名な指揮者はルドルフ・ケンペ、クルト・ザンデルリング、キリル・コンドラシン、クラウス・テンシュテット、クルト・マズア、ホルスト・シュタイン、ベルナルド・ハイティンク、ギュンター・ヘルビヒ、ウラジーミル・フェドセーエフ、シャルル・デュトワ、ユーリ・テミルカーノフ、マレク・ヤノフスキ、ドミトリー・キタエンコ、ハンス・フォンク、ハルトムート・ヘンヒェン、クラウス・ペーター・フロール、ダニエル・ハーディング、若杉弘、朝比奈隆など、また主要なオーケストラにおいては、ライプツィヒ・ゲバントハウス管、ベルリン響、シュターツカペレ・ドレスデン、ロイヤル・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、モーツアルテウム管、新日本フィル、デトロイト響、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、などがある。
 ザルツブルグ音楽祭やエディンバラ国際フェスティバル、BBCプロムスなどの音楽祭にも出演している。
 2005年にはドレスデン音楽祭で紀尾井シンフォニエッタ東京との共演によりベートーベンのピアノ協奏曲全曲を演奏した。この縁がもととなり2007年4月に日本では30年振りとなるコンサートを紀尾井ホールで開催。さらに2008年10月からはベートーベンのピアノ・ソナタ全曲を同ホールにて4年にわたり演奏するプロジェクトが進行中である。
 録音にはフロール指揮のベルリン響との共演によるベートーベンのピアノ協奏曲全集やブラームスのピアノ独奏曲全集などがある。日本を含む当時の西側諸国での知名度はさほど高くはないが、その実力は一級品といわれている。
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レ・ヴァン・フランセ演奏会

  BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月25日



  レ・ヴァン・フランセ演奏会


 クープランの墓               ラヴェル作曲

                フルート:   エマニュエル・パユ
                オーボエ:   フランソワ・ルルー
                クラリネット:   ポール・メイエ
                ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
                パッソン:   ジルベール・オダン

 夏の音楽 作品31              バーバー作曲

                フルート:   エマニュエル・パユ
                オーボエ:   フランソワ・ルルー
                クラリネット:   ポール・メイエ
                ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
                パッソン:   ジルベール・オダン

 六重奏曲                 プーランク作曲

                フルート:   エマニュエル・パユ
                オーボエ:   フランソワ・ルルー
                クラリネット:   ポール・メイエ
                ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
                パッソン:   ジルベール・オダン
                ピアノ:  エリック・ル・サージュ

  [収録:2012年4月17日/王子ホール]

  レ・ヴァン・フランセ
 エマニュエル・パユ、フランソワ・ルルー、ポール・メイエをはじめとする木管楽器のスーパースター達が結成した夢のアンサンブルである。
 2002年3月、アンサンブルとしての初来日にはNHKでもその演奏会の模様が放映され、予想をはるかに超える完璧な演奏は聴衆に衝撃を与えるものとなった。
 フランスのエスプリを受け継ぐ木管アンサンブルとして、演奏される機会の少ない名曲の紹介、最高の奏者による最高の演奏を心がけ、合奏でも個人の輝きを見せるというフランスの伝統を重んじている。レパートリーによって構成も変わる。メンバーが参加し1999年に発売されたプーランクの室内楽全集のCDは第37回レコード・アカデミー大賞を受賞した。以来BMGやEMIよりトリオや「動物の謝肉祭」、フランスの近代曲集のCDが発売され話題をよんでいる。
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マッチ売の少女の受難曲 デービッド・ラング作曲

   BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月24日



 マッチ売りの少女の受難曲    デーヴィッド・ランゲ作曲


 ドイツ・バロックの受難曲から
  ・マタイ受難曲から”おお、こうべは血潮にまみれ”
                        バッハ作曲
 ・マルコ受難曲から”いつの日かわたしが死ぬときに”
                       カイザー作曲
 ・マルコ受難曲から”見なさい 人の子らよ”  カイザー作曲
 
 ・ヨハネ受難曲から”子羊が罪を選んでゆきます”
                       テレマン作曲
 ・ブロッケス受難曲から”ああ神よ 主よ”  マッテゾン作曲

                   ソプラノ:鈴木美喜子
                    アルト:高橋ちはる
                    テノール:石川洋人
                      バス:藤井大輔
                  チェンバロ:柴崎久美子
                   バイオリン:天野寿彦
                         宮崎容子
                     ビオラ:深沢美奈
                     チェロ:西沢央子
                     打楽器:藤川健司

                インタビュー出演:加藤拓未

  [収録:2011年3月10日, NHKスタジオにて]

 有名な童話「マッチ売りの少女」。「Passion (受難)」とは、被害を受けることで、苦しみを意味するラテン語である。
 ラングは、イエスの受難ではなく、マッチ売りの少女が受けた苦しみを悼んで作曲したものである。2008年ピュリツァー賞音楽部門受賞。
 バッハの受難曲では、合唱は群集を、独唱者はイエスやエヴァンゲリストを担当しますが、ラングのこの作品では、声楽アンサンブルがすべてを語り、それぞれの歌手が打楽器も担当しながら進みます。冒頭、少しずつリズムがずれていくカノンのようなトラックは、「ほ、ほ、ほたるこい」を連想させる透明感。ラングは、マッチ売りの少女の物語を、時に淡々と、時にホーミーのように、物語の最後の場面では、寒くて歯が噛み合ない少女の祈りの言葉を思わせる書法で、聴き手の眼前に深々と冷える物語の世界と、悲しい少女の物語をくっきりと浮かび上がらせます。(キングインターナショナル)
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京都 知恩院に響くホルン

   BSプレミアム クラシック倶楽部   2012年5月23日



  京都知恩院に響くホルン


 1.小協奏曲                (ミツーシン作曲)

 2.バロック組曲             (プレトリウス作曲)

 3.森の小鳥                (ドップラー作曲)

 4.6つの小品                 (リヒター作曲)

 5.フーベルト・ミサから6曲      (シュティーグラー作曲) 
     キリエ(あわれみの賛歌)
     グロリア(栄光の賛歌)
     オッフェルトリウム(奉献唱)
     サンクトゥス(感謝の賛歌)
     アニュス・デイ(平和の賛歌)
     ファンファーレ(終曲)

 6.6つの四重奏曲から3曲         (チェレプニン作曲)
     夜
     民謡
     コラール


     シンフォニア・ホルニステン(ホルン・アンサンブル)
           林伸行  (1〜6曲目)
           水無瀬一成(1〜6曲目)
           須田一之 (1〜6曲目)
           小椋順二 (1〜6曲目)
           広川実    (5曲目)

         フルート:清水信貴(3曲目)


    [収録:2009年5月17/18日,京都市東山区・知恩院]


 シンフォニア・ホルニステンは日本各地のプロ・オーケストラに所属するホルン奏者によって2003年に結成されたホルン・アンサンブル。
 ホルニステンの特徴は、仙台、東京、名古屋、京都、福岡とメンバーの活動拠点が幅広いこと。
 その利点を活かし、大都市圏はもちろん生のホルン演奏をなかなか聴くことができない地域でも積極的に演奏活動・講習会などを行っている。
 
 今回の演奏会場は京都市内の知恩院という事で、一風変わった雰囲気の場所でありました。御影堂のなかだったり、そのなかでもふすま絵の前だったり、堂内の三尊像の仏の前だったり、また屋外の庭園といった具合にそれぞれ違った雰囲気の場所というセティングがとても面白く感じました。
 ホルンという楽器がほんとに場所を選ばない楽器である事がよくわかる演奏でした。
 3曲目にフルートが加わりましたが、屋外の演奏ではホルンとの合奏になるととてもよいアンサンブルになることがわかります。
 今後もいろいろな場所でのホルンのよき響きを聴かせてほしいものです。
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大井浩明 時代楽器で弾くベートーベン

   BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月22日 



  大井浩明 時代楽器で弾くベートーベン


 1.交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」から    (ベートーベン作曲/
     第1楽章                     リスト編曲)
 2.ソナタ変ホ長調から              (ベートーベン作曲)
     第1楽章
 3.ピアノ・ソナタ第20番ト長調作品49ー2から   (ベートーベン作曲)
     第2楽章
 4.ピアノ・ソナタ第17番二短調作品31ー2から   (ベートーベン作曲)
     第1楽章
 5.ピアノ・ソナタ第23番へ短調作品57「熱情」から (ベートーベン作曲)
     第1楽章
 6.大フーガ変ロ長調作品133            (ベートーベン作曲/
                           ウィンクラー編曲)

              演奏:大井浩明

         [収録:2009年6月22日,NHK大阪放送局]

 大井浩明は1968年京都市生まれ。ピアニスト、チェンバリスト、オルガニスト,オンディスト。
 洛星高校卒業、京都大学工学部中退。独学でピアノを学び、大学入学後に様々なコンクールを受ける。青山音楽賞受賞の後ヨーロッパへ渡りベルン芸術大学に留学して、ブルーノ・カニーノに師事。同音大大学院ソリストディプロマ課程修了、この課程は正規にチェンバロで修了。

 演奏された楽器を順番に列記してみると、
 1. J.B.シュトライヒャー1846年 ウィーン 7オクターヴ 平行弦

 2.  クラヴィコードNicola Palazzi 1776年 ローマ 4オクターヴ

 3. A.シュタイン 1790年頃 5オクターヴ (膝ぺダル)

 4. M.クレメンティ 1800年頃 ロンドン 5オクターヴ半

 5. ジョーンズ・ラウンド 1805年 ロンドン 5オクターヴ半

 6. J.ブロードウッド 1816年 ロンドン 6オクターヴ

 があり、スタジオに整然と並べられているのはすべてよく手入れがされたものばかりでした。最初に演奏されたシュトライヒャー1846年などは、現代のピアノのにかなり近い物でベートーベンが使用していた頃のものとはそんなに違わないもので、ベートーベンが実際に発していた音もこんな感じの音だったのかなあと勝手に想像を巡らしていました。
 それにしても、今回の演奏は流石に巧みなもので、よくこの時代楽器を弾きこなすのにはほんとに感心いたしました。
 途中のインタビューでは演奏者の詳しい楽器の説明もとても興味深く聞くこよができました。聞くところによれば、彼はクセナキス等の超難曲を得意とするそうですので、そちらの方の演奏も機会があれは聴きたいものです。
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インゴルフ・ヴィンダー ピアノ・リサイタル

   BSプレミアム クラシック倶楽部 2012年5月21日



  インゴルフ・ヴィンダー ピアノ・リサイタル

 
 超絶技巧練習曲から 夕べの調べ          リスト作曲

 ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調作品58      ショパン作曲

 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ  ショパン作曲

 [収録:2012年4月17日/紀尾井ホール]

 
  インゴルフ・ヴィンダー
 1985年、オーストリア生まれ。4歳でバイオリンを始め、その後、ピアノにおける類いまれな才能が見出されたことにより、14歳でピアノに転向。クラーゲンフルトおよびリンツの音楽院を経てウィーン国立音楽大学を卒業。アダム・ハラシェヴィチに師事する。
 14歳でウィーン・コンツェルトハウスのシューベルト・ザールにデビュー、2年後には、パリのシャンゼリゼ劇場で、クリヴィン指揮フランス国立管弦楽団と共演。また、セムコフの指揮で、ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団やモンペリエ国立管弦楽団とも共演。  2010年、ショパン国際ピアノコンクールで卓越した演奏を披露し2位に入賞、併せてコンチェルト賞、幻想ポロネーズ賞などの特別賞も受賞し、ショパンの名手として世界にその名を知らしめた。2011年にはショパン国際コンクールの受賞者たちと共に日本へのツアーを行い、大成功を収めた。これまでに、ヨーロッパ各地や、アメリカ、ロシア、アルゼンチン、中国など、世界各地で公演を行っている。今シーズンは、ポーランド、ウィーン、ベルリン、チューリッヒなどでの公演を予定している。
 2011年1月より、ドイツ・グラモフォン社と専属契約を結び、6月にデビュー・アルバム「ショパン・リサイタル」をリリースしている。
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